こんにちは!初めての投稿となります!!
初投稿は”ヴィンテージラグ”についてお話ししたいと思います。
“ヴィンテージラグ”と検索すると、ヴィンテージラグのほかに、”トライバルラグ”と出てきたり、ラグの種類を検索すると、”トライバルラグ”とは別に”キリム”という言葉が出てきたり…
何が何だか分からない…という方に!!
このブログでは、簡単に分かりやすく、以下のことについて書いていきますね!
・ヴィンテージラグとは何か?
・トライバルラグとは何か?
・キリムラグとトライバルラグの違いは?
・ラグの産地・名称
・簡単なお手入れ方法
では、始めましょう!
今世間では”古いもの”が注目されていますよね!!
アンティーク家具やヴィンテージ雑貨、古着、古民家カフェなどなど…
新しいものとはまた違った魅力があり、私も大好きです✳︎昔の人が使っていたものが形を変えて、修復されて生まれ変わり、今の生活の一部として取り入れることができることがロマンを感じ、暖かな気持ちにさせてくれます。
’’古いもの”のひとつに”ヴィンテージラグ”があります✳︎長い年月使われていたからこその深い色合いやしなやかさ、艶が出て、さらには、使われていたからこその色褪せやスレ感などがとても美しいラグです。
最近ではSNSなどでおしゃれな方のインテリアの一部として使われていたり、アンティーク家具や観葉植物などとよく一緒に敷かれていたりしていますよね。また、古着屋さんやヴィンテージショップ、セレクトショップなどでディスプレイや、インテリアの一部としても最近はよく見かけるようになりました。
そして、SNSではヴィンテージラグにハマることを”ラグ沼”と言うそうですよ!
私も”ラグ沼”にどっぷりハマってます笑
そして、ヴィンテージラグを販売する人間として、本当にこの魅力をみなさんに伝えたい気持ちでいっぱいです!
ヴィンテージラグとは?
では、そもそも”ヴィンテージラグ”ってどんなものなのかをお伝えしたいと思います!!
ヴィンテージラグとは、イラン、トルコ、アフガニスタン、パキスタンなどの中東の国々や、アフリカ、ヨーロッパなどで製作されたラグで、製作されてから30年以上経過していて、希少性があり、価値のあるラグのことをいいます。
ヴィンテージとは、もともとはワインの製造年を表す言葉で、”古くて価値の高いもの” “年代もの”を指します。
ラグの産地のイランではヴィンテージラグ=パイル(毛足)がほぼほぼすり減ったラグのとこを言うそうですよ。
さらに少し細かく分けると、製作されてから30年〜50年で”オールドラグ”50年〜80年で”セミアンティークラグ”80年以上で”アンティークラグ”という表現になります。
お店によっては多少の違いはあると思いますが、一般的にはこのような表現になっているそうです。
そして、”ヴィンテージラグ”と一緒によく見かける言葉で”トライバルラグ”と言うものがあります✳︎トライバルラグやヴィンテージラグ何がどう違うのかよく分かりませんよね。
簡単に説明していきますね!
トライバルラグラグとは?
トライバル(tribal)は英語で”部族の”という意味で”トライバルラグ”を直訳すると「部族の絨毯」という意味になります。一般的に部族が自分たちの生活道具として織る毛足の長い手織り絨毯のことを指します。
“トライバルラグ”が年月を経て価値のあるものになったのが”ヴィンテージラグ”や”アンティークラグ”ということになります。
ラグの産地
ラグの産地で有名なのは、イラン、トルコ、アフガニスタン、パキスタンなどの中東の国、モロッコなどがあります。
先ほどもお伝えしたように、トライバルラグは”部族の絨毯”であり、それぞれの部族でデザインに特徴があり、代々伝わる家紋の意味を持つ文様や、地域に伝承される文様などが織り込まれます。また、部族の名前がそのままラグの名称になっているものも多いのです。
また、地名がラグの名称になってるものもあります。
トライバルラグとキリムの違い
では、はじめに、トライバルラグとは別の位置付けとなっている”キリム”からご紹介致します!!
なぜ別の位置付けなのか??それは、毛足がないことがポイントです!
“トライバルラグ”は部族の絨毯で、毛足の長いものとされています。なので、キリムは別の位置付けとなっているそうなんです!!
キリムは、トルコやイラン、コーカサスなど、中近東の遊牧民の伝統的な平織りの織物です✳︎一般的なラグとは違い、とても薄くて軽いため、敷物だけではなく、間切りや布団、荷物を入れる袋など、様々な場面で使われてきたそうです。折りたたむと小さくなるため持ち運びにも便利で、遊牧民にとっては大切なアイテムだったそうです。
配色や文様、織り方、構成など、古くはその部族の特徴が表されています✳︎トライバルラグよりもデザインが可愛らしく現代の生活にも取り入れやすいものが多い気がします。そして、デザインのバリエーションも豊富です。
クッションカバーやカバン、鉢入れ、コースターなど色んなものに形を変えて売られているのも特徴です。
それでは、トライバルラグの代表的な名称を見ていきましょう!!
ラグの名称
“ペルシャ絨毯”
みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?イラン(旧ペルシャ)でおられている絨毯です。3000年以上の歴史があり、最古の絨毯としても知られます。天然のウールまたはシルクを使用し、ノット(結び)の密度が高くとても目が細かく、薄手でしなやかなものが良いものとされています。また、細い糸で織り上げて美しい文様を生みだし、踏めば踏むほどツヤが出て、耐久性も増すと言われています。
“ギャッベ”
ギャッベはペルシア語で「ざっくりとした」という意味を表す言葉です。イランの南西部一帯に住む遊牧民によって織られる「毛足の長い絨毯」を総称してギャッベと言います。イランのシラーズ地方のカシュガイ族が織るラグです。
イランで、織られているためペルシャ絨毯の一種です。フカフカの手触りで重みのあるラグです。ギャッベは他のラグとはデザインも違い、とても温かみのある素朴なデザインとなっています。”生命の木”はギャッベの中でも有名なデザインで、子供の成長や、長寿、健康への願いも込められています。色味も様々でカラフルなものからシンプルなものまであります。
“バルーチ”
主にパキスタン、イラン南東部、アフガニスタン北西部に居住するバルーチ族が織るラグです。小さめのラグで、長く細長い形をしたものが多いです。また、織る技術がとても高く、複数の織りの技法を使いこなし、デザインも様々で、幾何学模様が特徴です。色味としては、赤黒く、深みのある赤色が特徴的なラグです。シックでかっこよく小さな中にも美しさが詰まったラグです。ヴィンテージ感も強く、ヴィンテージラグが好きな人は誰もが目にするラグだと思います。
“トルクメン”
イラン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、東トルキスタン、アフガニスタン、バルチスタンなど、色々な場所でトルクメン族が手織りしたラグです。ラグの色味は赤色が多く、部族の家柄や紋章を表す”ギュル”がラグのデザインとなっているものが多いです。ギュルも部族によって形も様々で見ているだけでもワクワクします!!また、トルクメン族が織るラグは一般的に厚みがあり丈夫なため、日常生活に使用するのにとても適しています。トルクメンの中でもアフガンラグというのも有名です✳︎同じ赤色でも、微妙に違いがあり、光の加減でも表情を変えてくれますよ!ラグ好きなら1枚は欲しいものですね。
“シラーズ”
イラン南西部のシーラーズという街で手織りされたラグです。特徴は、ラグの中央に1つまたは複数のメダリオン(菱形)がデザインされていることです。ベースの色味は赤や茶色で、花や木、鳥などの動物や植物のモチーフもよく見られます。ポイントで青色を使うのも特徴です。可愛らしいデザインで、色鮮やかで織りも細かく美しいラグです。
カシュガイ族や、ハムセ族が暮らしています。
シラーズラグのヴィンテージは本当にかっこよく、色の抜け具合や、スレ感がお部屋をグッとワンランク上の大人な空間にしてくれます。
お手入れ方法
① ティッシュやタオルで、汚れをできるだけ早く吸い取る
② 大体の汚れを吸い取れたら固く絞ったタオルなどで叩いて汚れを取る
以上!!!
簡単に言うと本当にこの2つなのです!
ヴィンテージラグはウール(羊毛)でできています。ウール自体油を含んでいるので、汚れを弾きやすい性質になっています。
なので、基本は何かこぼしてしまった時は染み込んでしまう前にできるだけ早めに汚れを吸い取り、最後に叩いて水分をとってあげると臭いもほとんど取れてしまいます!!!
日常では、掃除機をかけるだけでオッケーです!時々天気の良い日に陰干しするとなお良しです!
それでも汚れが少し気になる時は中性洗剤をなるべく薄く溶かして、タオルで表面をさーっと拭いてあげてると汚れが落ちやすくなります。
何年もの汚れをスッキリ落としたい時や、どうしても取れない汚れは専門のクリーニングに出された方が安心ですよ✳︎
そして、ラグはたくさん踏んでください!!踏むことで毛足が寝るので艶が出ます。
いかがでしたか??”ヴィンテージラグ”って奥が深いですよね。サイズも豊富で、リビングサイズのものから玄関マットくらいの大きさ、チェアマットとして使えるくらいの小さなサイズのものもあります✳︎また、敷くだけでなくタペストリーとして壁掛けして楽しむ方法もあります。
是非皆さんもヴィンテージラグを知って、”ラグ沼”にはまってみませんか??
最後までお付き合い下さりありがとうございました!
✳︎ヴィンテージラグ販売に向けてただいま準備中です
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