ヴィンテージラグは家で洗えるの?ヴィンテージラグを家で洗ってみた!!

お手入れ方法

今回はお家でヴィンテージラグを洗う方法をお伝えします!!

“クリーニングに出したいけど値段が高いし…”

“クリーニングに出すまでではないけど汚れが気になる”

“お家でヴィンテージラグは洗えるの?”

“シャンプーとリンスでなんで洗えるの?”

こんな方達に必見です!!

あくまでも私が家で実践している方法ですので、しっかりと綺麗に洗いたい方は専門のクリーニング店にお出し下さいね!!

⚠️色落ちするラグもありますので、パッチテストのように初めは小さな面積を水で濡らし確認して行う様にして下さい!!

私はパッチテストをせずに色落ちをさせてしまったラグがあります…この件についてはまた違うテーマで書かせてもらおうと思ってます!!

用意するもの

・ハンドブラシ  

 100均のものでもいけます

 大きいサイズのものはデッキブラシがいいと思います!

・シャンプー 

 100倍に薄めたもの

(今回は500mlの水に5gのシャンプーでしました)

・リンス  

 少量 (お風呂場のタライいっぱいに1プッシュほど) 手で触って少し滑りがある程度

✳︎シャンプー、リンスともに1プッシュ3gでした。

今回はこの2枚の玄関マットサイズのラグを洗ってみました!

リンスの必要性を比較するために右側の赤色のラグは最後の仕上げのリンスをせずに行いました!!

洗い方

①掃除機で埃を吸い取る

洗う前にまず、掃除機で埃を吸い取りましょう。

②ラグ全体に水をかけて水を含ませる

ウール素材のものは水を弾く性質があるのでしっかりとジャバジャバ水をかけて水分を含ませてください。汚れを浮かせていきます!!

③ブラシで毛を逆立てて水や汚れを取る

ブラシでサーっと水を弾くイメージで行うと勢いよく水や埃が出てきます!洗う前にこれをすることでパイルの間のゴミを出しやすくします。ゴシゴシしすぎるとラグが痛んでしまうので優しくしましょう。

③シャンプーを100倍に薄めた液を全体にかける

✳︎今回は500mlのお水に対し、5gのシャンプーを混ぜました。

シャンプーの量が分かりやすいように数値で示しています。参考にしてみて下さいね!!

しっかりと泡立てる方が汚れが浮いてきやすいので、ラグの大きさや様子を見ながら水やシャンプーの量を調整して下さい!!

④ブラシでしっかりと泡立てて洗う

一定の方向で洗います。ゴシゴシ洗うのですが、あまりにも力を入れすぎると摩擦で傷んでしまう可能性もあるので、力加減に注意です!

フリンジもしっかり洗いましょう!!分かりますか?かなりフリンジからもホコリと汚れが出てきてます!

⑤水で洗い流す

しっかりと水を含ませて洗い流します。茶色っぽい色の水が出なくなるくらいまでしっかり洗い流します。びっくりするくらいの水の汚さでした。湯船に少し水を張って足で踏みながら洗うこともおすすめです!!

⑥水を切る

パイルの間のホコリや汚れ、シャンプーの残りを掻き出すイメージで水を切っていきます。

⑦リンスを馴染ませる

最後の仕上げです。最初に少量のお湯でリンスを混ぜて、バケツの水に溶かしてから全体に馴染ませ、3分ほど置きます。リンスはあまりつけすぎないように調整して下さい。目安は、混ぜたものを手で触って若干滑りがあるかなってゆうくらいで良いです!

40℃以上で、ウールにダメージを与えてしまうのでお湯は厳禁です!!

⑧リンスを洗い流す

3分ほど置いたら水で洗い流します。サラッと洗い流す感じで大丈夫です。息子も頑張ってくれました笑

⑨小さく丸めながら脱水する

丸めながらぎゅっと力を入れて脱水していきます。膝立ちしたり、ラグの上に乗っても大丈夫です!

⑩陰干しする

直射日光は、ラグの色褪せの原因にもなるので陰干しして乾かします。ラグの形も整えて干していきます。

ラグによってはどうしても毛足がカピカピになってしまうものもあるみたいなので、様子を見ながら乾き切る前に取り込んでドライヤーをする方がいいこともあります!

なぜウールはシャンプーとリンスで洗えるのか??

ウールは人の髪の毛と同じタンパク質でできています。そのためシャンプーで洗っても問題はありません。さらにシャンプーは洗浄力もあるため家で洗うには最適です!!

ウールの表面の繊維を”スケール”と言います。これは、人間の髪の毛でいうと、”キューティクル”と同じようなものです。水に濡れるとスケールが開き、開いた時に繊維同士が絡み合って縮んだりしてしまいます。これをリンスの成分”ジメチコン””アモジメチコン”がウールのスケールを守り、しっとりとコーティングしてくれます。また、汚れと一緒に取れた油分を補充して繊維を保護してくれる役割もあります。そのため、仕上げにリンスをしてあげるとパイルがしっとりと肌触りも良くなると言うことです。

では、洗う前と洗った後を見て見ましょう♪

上の写真が洗う前、下の写真が洗った後になります。

とーっても写真では分かりづらいのですが、肉眼では少し色が明るくなったのと、パイルがしっかりと見える様になりました!細かい模様もしっかりと分かるようになりました!パイルの間の汚れが取れたからだと思います♩

後は、リンスをした方が手触りが良くなりました!!

見た感じの変化はないのですが、触ってみた時の毛足の手触りがリンスをしていない方はゴワゴワして少し固く感じました。リンスをした方は手触りも滑らかで、毛足も柔らかい感じでとても良かったです!!

洗う時は是非リンスまでしてみて下さいね♩

✳︎ヴィンテージラグ販売に向けて準備中

Instagram→@hyggeonelama

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